3次元CAD/CAMシステムにより、高品質で効率的な鍛造用金型設計を実施。CAD/CAMから出力されたNCデータは、高性能5軸マシンニングセンタへ転送され、全面直彫りによる高精度な金型製造が可能です。
また、金型設計と並行しながら専用ソフトによる鍛造解析シミュレーションを実行。バーチャルトライにより、事前にスムーズな検証を行い、金型修正、試作費用、人件費等の大幅コストダウンを実現します。
金型モデルを基に、「鍛造解析シミュレーションソフト」上で、現実の鍛造に限りなく近いバーチャルトライを実行。温度分布・肉流れ・内部応力・鍛造圧力などを解析しながら、金型モデル作成と鍛造流動解析を繰り返し、ベストな加工法を検証します。結果、試打ち回数を大幅に削減。金型修正および試作費用、人件費および材料費を大幅圧縮し、無駄なトライ時間を除去、リードタイム短縮を実現しています。
鍛造用金型の温度及び応力の「見える化」により、疲労部分をピンポイントで特定。解析データを基に事前対策を行うことで、金型寿命の大幅な向上が可能です。
CAEソフト
有限要素法(Finite Element)有限体積法(Finite Volume)の2つのソルバーを搭載
メッシング解析
メッシュ(連続体)で力や熱を解析し、各場所での計算値を算出
鍛圧解析
鍛造時の金型面にかかる圧力(鍛圧)の解析計算値を基に、鍛造プレス機の選定が可能
応力解析
鍛造成形途中の鍛造品や、金型、ダイセットの応力分布を確認でき、綿密な事前検討が可能
鍛流線解析
鍛造時の肉の流れを段階的に解析。欠肉や巻込み欠陥を予測し、適切に対処
温度解析
応力と同様に温度分布も確認でき、温度均一化形状変更の事前検討が可能
etc...
etc...
鍛造解析シミュレーション導入により、「リードタイム短縮」「設計品質レベルアップ」「コストダウン」…3要素が相乗効果を発揮。よりスピーディーに、高品質な金型設計を、低コストで実施することを可能にしています。
高性能5軸マシニングセンタを駆使し、全面直彫りによる鍛造用金型を自社にて製造。複雑形状の金型に対しても放電加工機を使う必要がなく、ワンチャッキングで加工できるため、リピート品でも全く同一の高精度金型の製造を実現いたします。
当社では、アルミ鍛造製品を主に「鍛造解析シミュレーションソフト」による内部応力分布測定を実施。不適合箇所を事前に特定し、問題解決を図っています。
白光金属工業では、最新の「鍛造解析シミュレーションソフト」を用い、「高性能5軸マシニングセンタによる直彫り精密加工」を実現。これら業界屈指のアドバンテージを活かして、複雑形状の鍛造用金型設計・製造ニーズに対して、高品質な仕上がりでお応えします。