熱間鍛造・アルミ鍛造の白光金属工業株式会社熱間鍛造・アルミ鍛造の白光金属工業株式会社

ユーザー様事例

品質・コスト・納期とも非常に満足しており、
65年以上にわたるパートナーシップを継続しています

株式会社ジーエス・ユアサ テクノロジー様宮田 浩孝様 久谷 忠与様

GSユアサグループにおいて、海洋から宇宙まで特殊な環境で活躍する電池を開発・製造しておられる株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー様。白光金属工業では、65年以上にわたり、同社電池部品の製造をご依頼頂いています。
今回は、弊社とのお取引の経緯や、永年お取引頂いている理由等についてお話を伺いました。

ジーエス・ユアサ テクノロジー様の概要

海洋から宇宙まで、最先端分野で活躍する高性能電池を
独自の技術力により開発・製造しています

取締役 
産業電池本部 本部長
宮田 浩孝様

ジーエス・ユアサ テクノロジー様の会社概要をお教え下さい。
ジーエス・ユアサ テクノロジーでは、海洋から宇宙まで、最先端分野で活躍する電池を開発してきました。例えば、大容量の鉛蓄電池をはじめ、航空・宇宙用の大型リチウムイオン電池、熱電池等です。そして酸化銀電池や海水電池、リチウム一次電池も手掛けており、特に宇宙においては、1970年代の日本の宇宙開発草創期よりロケットや人工衛星、宇宙ステーションに搭載される電池の製造開発を行ってまいりました。
科学技術の最先端をいく分野ですね。
はい。近年では、日本の次世代大型基幹ロケット「H3ロケット」や、地球観測衛星「だいち」にも、当社の宇宙用リチウムイオン電池等が搭載されています。「だいち」の活躍により、地図作成や地球環境の監視、災害状況の把握等を、宇宙から高精度で行うことが可能となります。弊社では、今後も最高水準の性能・品質を持つ製品を提供する事で、社会の発展に貢献していきたいと考えています。

お取引が始まった経緯

65年以上前、高強度な熱間鍛造品の製造が可能な加工メーカー
として、白光金属工業さんに製造を依頼したのが始まりです

産業電池本部 産業電池製造部
生産管理グループ グループマネージャー
久谷 忠与様

白光金属工業とのお取引が始まった経緯についてお聞かせ下さい。
今から65年以上前(1959年)の事になりますが、弊社では大型鉛蓄電池を開発するに当たり、 銅端子を製造できるサプライヤーを探していました。そこで、高強度な熱間鍛造技術を持ち、この分野で実績のある企業として白光金属工業さんと出会い、取引が始まったと伺っております。
当初は、銅端子の鍛造品のみをお願いしていましたが、20年程前からは鍛造後の精密機械加工やロウ付け加工も含めて、白光金属工業さんに依頼するようになり、現在は完成品までの一貫加工を担っていただいています。

白光金属工業を選ばれている理由

品質・コスト・納期、いずれにおいても非常に優れており、
長年にわたりノートラブルであることが最大の理由です

白光金属工業に製造委託している理由をお聞かせください。
QCD (品質・コスト・納期)のいずれにおいても非常に優れている点が、 長年に渡ってお取引を継続させていただいている理由です。
まず、品質(Q)面では、 私の知る限り過去5年以上、弊社の受入検査において品質トラブルが発生しておりません。
コスト(C)面において、切削屑を最小限に抑えられるよう鍛造設計を考慮して貰っており、また、白光金属工業さんでは最新鋭の高性能自動機導入を図っておられ、 その結果、製造コストの大幅な低減を実現いただいています。
そして、納期(D)面においても、過去10年以上にわたり納期トラブルが発生しておりません。お話を伺いますと、万一、鍛造金型の破損等、事故が起きても支障がないように、白光金属工業さんの方で自主的に予備の金型を確保して頂いているとの事でした。そうしたリスク管理の姿勢が、納期厳守という実績に繋がっているのだなと大変感心いたしました。
このように、白光金属工業さんとのお取引は、QCD全てに満足しておりますので、今後も末永く良好なパートナーシップを継続させていただきたいと考えております。

白光金属工業の「強み」について

レスポンスの速さと、コミュニケーションが的確で、
改善面においても進化を続けている事が「強み」だと思います

貴社から見た弊社の「強み」について、ご認識をお聞かせ頂けますでしょうか?
先程申し上げた優れたQCDに加え、「打てば響く」レスポンスの速さと、コミュニケーションが的確なのも、白光金属工業さんの大きな強みと感じております。 例えば弊社では、生産性や品質向上の取組として「サプライヤー5S訪問」を行っています。これは、私共の5S担当者が、お取引頂いているサプライヤーさんの工場を訪問し、弊社の5S活動や、効果を挙げた改善方法等のノウハウ、アドバイスを提供させていただくものです。
白光金属工業さんを訪問した時は、工場の皆さん総出でご参加いただき、私共のプレゼンテーションに熱心に耳を傾けていただいて、大変嬉しく感じました。驚いたのは、訪問9カ月後に弊社にお越しいただいた改善成果の報告です。ビフォー/アフターの写真を交えて成果をご説明いただき、弊社がお伝えしたノウハウを取り入れ、実践されたことにとても感銘を受けました。貴社が掲げる「共知共栄」(共に学び、共に考え、共に豊かになる)の行動指針が、社員の皆様に浸透していることを、実感した出来事でした。

「サプライヤー5S訪問」の様子(2020年・白光金属工業にて)

今後、 白光金属工業に期待すること

今後もハイレベルなQCDを維持し、安全で安心な
生産体制を継続される事を期待しています

今後、白光金属工業に期待することを教えてください。
購買担当として、 今後もハイレベルなQCDと安定した供給体制を維持していただくことを第一に期待しております。 特に、様々なリスクを見越した生産体制を高く評価しておりますので、今後もそうした安全・安心な生産体制の継続をお願いいたします。
製品のQCD向上には、日頃からの円滑なコミュニケーションが不可欠だと考えています。今後も、各種活動を通じてより深い連携を築き、活発な意見交換を行いながら、更なる品質向上に繋がることを期待しています。

企業情報

株式会社ジーエス・ユアサ テクノロジー
【設立】2004年
【本社所在地】京都府福知山市長田野町1丁目37番地
【URL】https://www.gs-yuasa.com/gyt/jp/

株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー様は、自動車鉛蓄電池で世界2位、二輪車鉛蓄電池で世界首位のシェアを誇るGSユアサ様のグループ企業。海洋から宇宙まで、過酷な使用環境に耐える電池を開発・製造しています。大容量の鉛蓄電池をはじめ、航空・宇宙用の大型リチウムイオン電池、各種飛翔体向けの熱電池等のニーズに対応。さらに、高度な開発力により酸化銀電池や海水電池、リチウム一次電池等、高性能な電池製品を最先端テクノロジー分野に提供しています。
(※:2023年度 ジーエス・ユアサ コーポレーション推定)

pagetopへ